建築物等の解体等に係る石綿ばく露防止及び石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアルについて
令和3年発行の新マニュアルについて
昨年(令和2年)に大気汚染防止法(以下:大防法)と石綿障害予防規則(以下:石綿則)が改正され弊社でもご案内をしてまいりました。
これらの改正内容が、いよいよ令和3年4月1日より施工されるにあたり、石綿を扱う作業に関するマニュアルが厚生労働省と環境省から公開されました。
こちらでは、このマニュアルについて簡単にご紹介いたします。
これまで厚生労働省と環境省は石綿障害予防規則及び大気汚染防止法に基づいて、それぞれマニュアルを作成してきましたが、目的は異なるものの共通する部分も多く類似する規制もありました。
- 厚労省・・・労働安全衛生法(石綿障害予防規則)「石綿飛散漏洩防止対策徹底マニュアル」
- 環境省・・・大気汚染防止法「建築物の解体等に係る石綿飛散防止対策マニュアル」
そこで、今回の法改正を機に各マニュアルを統合し「建築物等の解体等に係る石綿ばく露防止及び石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアル」としてとりまとめたのです。
これまでのマニュアルと比べるとページ数も大幅増。付録まで含めると300ページを超えるボリュームになっています。
これだけページが増えた理由として、これまで規制対象ではなかった石綿含有成形板等(いわゆるレベル3建材)についても、規制対象に加えられたことが大きいと思われます。
新マニュアルは、以下の7章から構成されています。
1.石綿に関する基礎知識
2.関係法令の解説
3.用語の定義
4.建築物等の解体等における飛散防止対策
5.隔離空間全体からの漏えい確認のための石綿濃度の測定等
6.呼吸用保護具、保護衣
7.労働者が石綿等にばく露するおそれがある建築物等における業務における留意事項
対策が必要となる現場に求められる隔離養生、負圧管理、湿潤化のためには養生資材や負圧集塵機、負圧監視装置、湿潤固化材や剥離剤などの薬剤。真空掃除機やエアシャワーといったレンタル機器や販売資材をご利用ください。
作業者の皆様をばく露リスクから守るための呼吸用保護具や保護衣などもご用意可能です。下記画像から商品ページをご確認ください。
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